第9章 起業家は共感の物語を伝える代弁者
起業家は、みんなの想いを実現し、社会の価値観を変えていく役割を果たす役割を担っています。
小さな声に耳を傾け、困っている人々の支えとなり、また、未来の子どもたちのために素敵な社会を描いてくことが使命のひとつではないでしょうか。
起業家は、事業や組織を生み出す最初の役割を担いますが、それらは決して彼ら自身だけのものではありません。
多くの人の共感と応援によって生まれたビジネスは、社会や経済の一部を担い、そして将来に受け継がれていくものです。
また起業家自身も、個人として幸せであることを願っています。
社会のために立ち上がった人が不幸になったり、社会に取り残されることもあってはなりません。
ですから、起業家自身も幸せも考えていくことが大切です。
事業にはチャンスもピンチもたくさん訪れます。筆者が経験したたくさんの事例をぜひ参考にしてください。
ひと昔とは違い、理想のビジネスコンセプトを描くことのできる時代です。社会性と事業性の両立をあきらめなくていいのです。すでにそのチャレンジに取り組んでいる先輩の起業家とともに、みんなでウェルビーイングな共感社会を築いていきましょう。
9章の見出し
- 起業家は、代弁者 ★
- 起業家は、アーティスト
- 共感物語を伝えるプレゼンテーション構成
- 知識より、知恵をつける
- サーフィンのように、波を待つ
- 安易に得られるものは、安易に失う ★
- 最大のリスク回避は、依存できるたくさんの繫がりを増やすこと
- 起業家自身も自分の人生を大切に
- 退任をイメージして、起業することの大切さ ★
- 成功体験を手放すアンラーン(unlearn)、新しい世界に挑戦をし続けよう ★
- あなたは、もう、1人じゃない
- ウェルビーイングでつくる、共感社会